ジュエリーガイド

エメラルド

宝石として利用されたのは、紀元前2000年とも3000年とも言われるほど、人々との関わりが古くからあるエメラルド。
「富や権力を得たいものはエメラルドを取れ!」という教えが古代の経典にあるほど古くから人々は、エメラルドから様々なパワーを得ることができると信奉していました。
特に、クレオパトラがエメラルド鉱山を所有し、美しさだけではなく、そのパワーを独り占めしたかったという逸話もあるくらいに、時の権力者や聖職者たちは、権力を永遠なものとしようと、エメラルドのパワーにあやかろうとしました。

「エメラルドとは」

鉱物学的にはベリルに属しているエメラルド。
ベリルの中に含まれる微量の金属元素の中で、クロム原子と結びついた時にのみ深い緑色に発色します。
硬度は7.5から8と宝石の中でも硬いほうに分類されますが、内包物が多いため、割れやすく傷つきやすい性質といえます。


「評価ポイント」

エメラルドを評価する際の重要なポイントは「色」「内包物(インクルージョン)」「輝き(テリ)」の3点です。
このうち色は最も重要視されており、色合いは濃すぎても薄すぎても黒すぎてもいけません。


「エメラルドの産地」

エメラルドは産出国により特徴が大きく異なりますが、最大の産出国はコロンビアで、世界のエメラルド産出量の8割以上を占めており、質的にも優れています。
コロンビアのエメラルドは白っぽい石灰岩に付着しているため、エメラルドに入り込む内包物が黒くならないので、澄んだグリーンのエメラルドになりやすいのが特徴です。

「カットの種類」

エメラルドカット、オーバルブリリアントカット、マーキスブリリアントカット、ペアシェープブリリアントカット、ハートシェープカット、カボションカットなど。